長江通りを下って中浜通りへ曲がる所に古い碑があって、
出雲大社道と刻んであります。江戸時代、この道を北へ辿って
出雲大社へお参りしたのです。また、北からは石見銀山(大森
銀山)で採掘した銀を尾道の港まで運び、ここから船に積んだ
のです。




 
これはクラブ尾道が創立35周年を記念して建てた碑ですが、
今では想像もつかない当時の模様を伝えています。
 なお、出雲は銀の他に自分の藩で出来た色々な物も運び、尾
道で売り捌いたようです。

 


 
先ほどの碑から500メートルほど長江の通りを北へ上ると、
道傍に古ぼけた小さな碑があり、”右 天満宮道” ”左 いずも
往来”と刻んであります。この碑から南の広い道路は戦後に造ら
れた道で、昔は天満宮道から福善寺の下を南へ向かっていました。
 この碑は江戸時代からずっとここへ建っているのでしょう。


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