江戸時代の山陽道は尾道から東は防士峠を越えて今津、神辺、井原と山間部を通って岡山へ出ました。この碑は「これより西は芸州領広島浅野領」と書かれています。反対側に「これより東は福山領」と書いた碑があります。



●番所の説明

 

 国境を通る人々を監視する役人の詰所兼居宅です。関所と違って通行人をいちいち取り調べることはなかったようです。今、全国で残っている番所3ヶ所のひとつです。
番所




●福山領の碑の説明


 この道は大名行列も通りました。地方巡業の大角力やお芝居の役者も、また、行商人も通りました。
福山領の碑




●芸州領の碑の説明


 幕末にはこの峠を挟んで倒幕の急先鋒長州藩と徳川親藩の福山藩の兵士がにらみ逢いました。
芸州領の碑


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