ここは、在来線尾道駅の北にある済法寺です。高い石段ですが、登れば眺めはぐっと良くなります。
 この寺の住職は拳骨和尚と呼ばれた住職です。雨乞いのためお寺の釣鐘をかついで海に投げ込んだ
話が伝わっています。




 物外(もつがい)和尚は幕末のころ、済法寺の住職でしたが、拳骨和尚と呼ばれ、町の人に親しまれ
尊敬されていました。
 怪力無双、碁盤の横腹を拳骨でなぐると大きく碁盤が引っ込んだといいます。また、京都の新撰組の
道場で近藤勇がくり出す槍を鍋の蓋で取り押さえたという逸話も残っています。俳句をよくし、文武双全
の達人でした。





 済法寺にはたくさんの摩崖仏(まがいぶつ)があります。
 境内の西にある丘の上にある山腹に見ることが出来ます。仏様はいろんな顔をしておられますが、
低い丘ですから、登ってみましょう。遥かに向島や尾道水道、町並みも見えます。




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